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第17代ノーフォーク公爵、マイルス・フランシス・ステイプルトン・フィッツアラン＝ハワード（, 、1915年7月21日 - 2002年6月24日）は、イギリスの陸軍軍人、政治家、地主、貴族。 ノーフォーク公爵家の分家であるグロソップのハワード男爵家の嫡男として生まれる。陸軍軍人としてキャリアを積み、少将まで昇進する。1971年に母から第12代を継承し、1972年に父から第4代グロソップのハワード男爵を継承。さらに1975年には本家から第17代ノーフォーク公爵位を継承した。 == 経歴 == 1915年7月21日、後に第3代グロソップのハワード男爵となるとその妻第11代（第10代バーモント男爵マイルス・ステイプルトンの娘）の間の長男として生まれる。グロソップのハワード男爵家は、第14代ノーフォーク公爵ヘンリー・フィッツアラン＝ハワードの弟を祖としており、ノーフォーク公爵家に最も血縁が近い分家であった〔海保(1999) p.165〕。 オックスフォード大学クライスト・チャーチに進学〔Obituary: The Duke of Norfolk Daily Telegraph, 26 June 2002〕。大学卒業後に陸軍に入隊し、第二次世界大戦に出征した〔海保(1999) p.249〕。1940年のフランス防衛戦やダンケルクの撤退、1943年のシチリア上陸作戦や南イタリア戦線、1944年のノルマンディー上陸作戦などに参加した〔。 戦後は駐在武官としてアメリカ・ワシントンに滞在〔。1949年1月に少佐に昇進〔London Gazette, 1 February 1949 〕。1955年2月に中佐に昇進した〔London Gazette, 13 May 1955 〕。 その後、第二次中東戦争勃発までスエズ運河に駐留したが、開戦とともに（ドイツ駐留ソ連軍イギリス軍事使節部隊）の長に転じ、ソビエト連邦に対するスパイ活動に励んだ〔。1958年4月に大佐に昇進〔London Gazette, 14 November 1958 〕。1961年から1963年にかけて独立直前の植民地ケニアに駐留し、スワヒリ語を習得するとともに黒人将校団の創設と育成に尽力した〔。1963年4月に准将に昇進〔London Gazette, 4 April 1963 〕。 1963年11月、ライン軍団第1師団のに就任するとともに少将に昇進〔London Gazette, 1 November 1963 〕。ついで1966年1月に国防省情報部局長に就任したが〔London Gazette, 14 January 1966 〕、これを最終ポストにして1967年に陸軍から退役した〔。やや早めの退役であるが、襲爵に備えた処置と見られる〔海保(1999) p.249〕。 1971年8月には母の死により第12代を継承し、貴族院議員に列する。翌1972年8月には父の死により第4代グロソップのハワード男爵位を継承した。さらに1975年1月に本家の第16代ノーフォーク公爵バーナード・マーマデューク・フィッツアラン＝ハワードが男子なく死去したことで、第17代ノーフォーク公爵位とノーフォーク公爵家の世襲職紋章院総裁も継承した〔。 ノーフォーク公爵家の所有地は1966年の調査の段階では1万5000エーカーにまで減少していたが、ハワード男爵家当主マイルスがノーフォーク公爵家を相続したことで両家が統合されることになり、1976年の調査ではノーフォーク公爵家の土地はハワード男爵家の土地を含めて2万5000エーカーに増加している〔海保(1999) p.248-249〕。 先代の意思によりは独立トラストとして一般公開している〔。アランデル城との修復に力を注いだ〔。 1999年の貴族院改革で世襲貴族の議席が92議席に制限されたが、紋章院総裁は議席を保ち続けることになり〔田中(2009) p.241〕、議席を維持した〔。 2002年6月24日にオックスフォードシャーので死去。爵位は長男のエドワードが継承した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「マイルス・フィッツアラン＝ハワード (第17代ノーフォーク公爵)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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